左耳の突発性難聴を発症し、仕事をこなしながらの回復を目指しているKinki Kidsの堂本剛さん。
8月と9月出演を予定していた音楽フェスへの出演は、体調不良の影響でキャンセルとなりました。
CDデビューも20周年を迎え、ライブ、ドラマ、バラエティーと盛り上がりを見せ、実写版映画「銀魂」では鬼兵隊率いる高杉晋助役で出演、大ヒット公開中ですが、いまだ舞台挨拶などのイベントへの出演は出来ない様子。
出典:https://www.morningwoodrocks.com/entertainment/idol/kinkikids-chum-episode/
徐々にレギュラー番組に復帰し、ファンを安心させるように努めているようですが、まだまだ完治とは言えない状態です。
7月21日には2001年3月まで放送された音楽バラエティー『LOVE LOVE あいしてる』(フジテレビ系)がスペシャル番組として16年ぶりに復活しましたね。
Kinki Kidsと吉田拓郎さんがメインMCを務め、ゲストに菅田将暉さんや古舘伊知郎さんを迎えました。楽屋訪問コーナーでは「しのはらともえのプリプリプリティー」も復活。
出典:http://mami-ch.blog.so-net.ne.jp/2017-05-17
しかし、トークでは堂本剛さんの挙動を注視しているせいか、どうしても少し反応が遅れているかなという場面と音声を拾おうとしているところが見られました。
7月27日には堂本光一と共に『櫻井・有吉THE夜会』(日本テレビ系)にゲスト出演。
嵐の櫻井翔さんに耳の状態をたずねられて、「そこまで治ってないですね」と語る堂本剛さん。
すかさず光一さんの座っている左側を指し、「こっちでボケられると無視する可能性がある」と振り、 光一さんも「基本的に俺は無視されてる」と答えて、スタジオを沸かせました。耳の不調を利用したボケテクお見事です。
光一さんの決して過剰にならないフォローは、実にKinKi Kidsらしく見ていて安心感がありますね。
8月3日には『NEWS ZERO』(日本テレビ系)の独占取材に応じたKinKi Kids。
堂本剛さんは「左耳がたとえそんなに聞こえなくても、それで歌えるような技術を習得してやっていくことを今考えている」と語りました。
出典:https://www.morningwoodrocks.com/entertainment/idol/kinkikids-chum-episode/
「音楽をしている自分が耳を患うのは大打撃」としながらも「多くの人と語り合えるきっかけにもなった」と前向きに応える堂本剛さん。
7月29日放送のラジオ『堂本剛とFashion&Music Book』でも「日々の暮らしを自分でチューニングしていく面白さ」について試行錯誤していることを語っています。
耳を患うと音に関する問題が一番注目されがちなようですが、バランス感覚も悪くなります。
ダンスやドラマなどをするにあたっては課題が多そうですね。それでも、不自由な部分に悲観的にならず、最善を尽くそうとする姿勢は20年、トップアイドルとして走り続けてきたKinKi Kidsの矜持や生き方にも見えます。
お互いについて、干渉しないとしながらも堂本剛さんの体調が悪くなると寄り添うように光一さんが支える姿は有名な話です。
そして、静かなテレビ番組が好きだという話になると、ふたりだけで盛り上がる。そんな何気ないことを大切にする2人の穏やかさがKinKi Kidsの魅力でもあります。
環境に合わせようとする堂本剛さん。そして、環境を作ろうとする堂本光一さん。その姿を見ていると「無理しないで休養を…」と思う反面、「乗り越えて頑張って」と応援したくなりますね。