料理上手な俳優さんってすごく多いですね。
親が板前やシェフだったりと「なるほど」と思う人もいれば、凝り性で追及してしまう人もいて舌を巻きます。
そして、今回は全国で7人しか取得していない難関資格「1級マグロ解体師」。
「Kis―My―Ft2」の横尾渉さんが8月8日深夜放送のテレビ朝日「キスマイレージ」(火曜深夜0・15)に出演。
なんと全国「1級マグロ解体師」を取得したといいます。
出典:https://ameblo.jp/7chiruchiru/entry-12279570428.html
芸能界初の「1級マグロ解体師」を2010年に香田晋知さんが取得してますね。
料理上手だけではどうにもならない巨大なマグロの解体、小さなまな板で捌く魚とはまるで勝手が違います。
今年3月に2か月に及ぶ訓練を乗り越え、試験に挑みましたが、「口上に魂が感じられない」などという理由で惜しくも不合格。この日の放送でもその模様を振り返り、不合格を受け、俳優の小栗旬さんや「KAT―TUN」亀梨和也さんら先輩からも「取らないとダメ」などとの激励を受け、難関突破にリベンジ。
マグロ解体師は全国鮪解体師協会によって定められる資格で、口上を立てながら専用のマグロ包丁でマグロを解体することができるマグロのスペシャリストです。
出典:http://www.huffingtonpost.jp/2017/08/09/tuna-dismantling-nurses_n_17705572.html
等級は3級から1級まであり、一人で解体できるのは1級のみ。解体ショーは大きく分けて、「口上」と「切り付け」の2つのブロックに分かれます。
横尾渉さんは前回の試験で「口上」で躓きました。「口上」はただマグロについて説明するのではなく、周りの人に興味を持つようマグロの知識と共に面白おかしく伝えなければなりません。
さらには「口上」にばかり気を取られるわけにはいきません。それと同時に迅速な手法でマグロを解体するため、包丁の扱い方についても注意しなければなりません。
マグロは博打などと言われるほど、一本のマグロは解体してからじゃないとその良し悪しが分からないといいます。外見から見分けるときの判断基準も均等のとれた流線型かどうか、マグロの皮の弾力性、腹の部分が厚い。尻尾の断面がピンクっぽい色艶をしているという少ない情報を活かすしかありません。
そして、その外見判断も切ってみるまでは本当の意味で判断できません。
その理由となるのが「やけ」と呼ばれるものです。捕獲時に暴れまわり体温が40度にも上場するマグロは「やけ」により水分が抜けてスカスカになります。特に一本釣り、定置網は比較的「やけ」が多いです。
次に「身われ」マグロを乱暴に取り扱うことで身がバラバラになったり割れたりします。
さらに「打ち身」要するに内出血を起こすことですね。こういった血が残ってしまうと生臭みが強くなって味が落ちます。
そして、今回8月8日深夜放送のテレビ朝日「キスマイレージ」で結果発表となりました。
出典:https://ameblo.jp/taisuke-mitsuki/entry-12210090389.html
最終試験の模様は「結果は聞いていない」という横尾渉さん。
スタジオで見守るメンバーたちの前に「合格!」と告げられた横尾渉さんは天を仰ぎ、免許証を手渡されれると喜びを噛みしめました。
メンバーやスタジオで見守った「麒麟」の川島明さん、タレントの岡田結実さんからも「おめでとう」「すげー!」と祝福の声。
ただ、今回の横尾渉さんの合格は「条件付き」とのこと。「技術が達しているが、1人でショーを行う経験をしていないため、しばらくの間は1級の解体師、立ち合いの下でショーを行うこと」と条件が付けられています。
最後に物をいうのは実戦経験ですしね。ペーパードライバーのゴールド免許みたいにならないようその資格を有効に使えればいいですね。