独特のテンポな曲って頭から離れませんよね。特にそのキーワードに沿ったものを見た時に流れる。CM曲ならしてやったりといったところでしょうか。
好みに合った音調やフレーズならばとりわけ不満もないのですが、好みに合わないものがリフレインするのはマイナスイメージの垂れ流しでもありますね。
CMのクレーム・炎上問題は大抵このあたりのさじ加減。特に下品なことに関して視聴者は厳しい。
その上、メロディーやフレーズが頭から離れない独特のテンポだから尚更イライラするのかな?
とも思います。
そんなクレームが寄せられたのは、大阪王将の『羽根つき餃子』CM。
15秒CMとして10月19日から全国放映された「これは羽根つき」篇です。
タレントの鈴木奈々さんが黒のドレスを身にまとい、これは「餅つき」「羽根つき」「腰つき」「餅つき」で最後に大阪王将と〆るCM。
出典:http://streamnews365.com/suzuki_nana_husband_favorite
羽根つきでは、冷凍餃子のパッケージを手に取り、餅つきでは臼で持ちを付き、腰つきでは腰をくねらせる。単調なメロディーだけに耳に残ります。
このCMに対し、「『これは腰つき!』には、やられました」「鈴木奈々の餅つきと腰つきが頭から離れない」という高評価なものから「表現が下品」という苦情まで…
出典:https://www.youtube.com/watch?v=qTBHP31JVkk
しかし、ここまでならばよくある話ですよね。視聴者全てが高評価というのはあり得ません。問題は、この苦情や評価を「どこに問い合わせた」のかです。
そして、その問い合わせ先が「餃子の王将」である王将フードサービスに…
10月27日「餃子の王将」は公式ホームページに「大阪王将『羽根つき餃子』CMについて」と題する文章を発表。
そこには件のCMについて苦情が多数寄せられているという内容があります。
しかし、そのあとに大阪王将を運営するイートアンドと混合しないように「お願い」しましたと…
どうやら、問い合わせをした方々の中に「餃子の王将」である王将フードサービスと「大阪王将」であるイートアンドが別会社であることを知らず混同していた方々がいらっしゃったようです。
しかも”多数”。
確かに紛らわしいですね。三菱と三菱鉛筆みたいなところでしょうか。
意外と知らない人が多いようで、クレームが全く関係のないところに寄せられるのは「餃子の王将」側からしてもたまったものではないでしょうけど、クレームを入れた人も毒気が抜かれてしまいますよね。
それでも紛らわしい社名にしてる「王将」が悪い!と八つ当たり気味にいう人もいそうですが…
勘違いでやってしまった…ということはあります。
クレームを入れるときは感情のままに突撃するのではなく、冷静によく確認して何が悪いのかを考えるようにしないといけませんね。
意外とその時にはどうでもよくなってそうですけどね。