「もしもし亀よ」というほどに鈍足だと思われがちな亀。
その先入観が災いとなったのが、岡山県の渋川動物園(玉野市渋川3丁目)で飼育している大型陸ガメのアルダブラゾウガメ「アブー」。
8月1日から行方不明になっており、現在、渋川動物園では情報提供を求めているとのこと。
アルダブラゾウガメの「アブー」は、体長約1メートル、体重約55キロの雌。渋川動物園では放し飼いにしており、入園者と触れ合るようになっていました。
出典:http://www.tobuzoo.com/zoo/list/details/376/
しかし、8月1日午前11時半頃、職員がアルダブラゾウガメの「アブー」がいなくなっていることに気づき、防犯カメラを確認したところ、この日の午前8時45分頃の記録に入園ゲートから園買いに出る様子が映っていました。
性格は温厚で、時速1キロほどで歩くとのことで、人に危害を加えることはないそうです。
また、「アブー」は7月にも脱走の前科があるそうで、この時は200メートル離れた市道ですぐに見つかったそうです。ただ、この時に対策を取るべきじゃないのかな?と思ったりもしますね。
宮本純男園長は「カメだから遅いという先入観が災いした」などと話しているそうですが、素人じゃないのでその辺りを言ってしまうと「大丈夫なのか?この動物園は…」と不安になると思うのですがね。
とはいえ、亀が遅いという先入観は一般の方ならありがちですよね。
陸ガメだと100メートルを歩くのに19分もかかる速度。
確かに遅い…
ただし、スッポンのような柔らかな甲羅を持つ亀だけは別次元です。
足の速さはウサギを超えるのではないでしょうか。
泳ぐ速さはそれ以上です。
ベトナムの方では体長約120㎝の巨大スッポンがいますね。その寿命は推定100歳以上。
出典:http://kame2011.exblog.jp/14435524/
長生きですよね。日本国内にも島根県出雲市から寄贈された神戸市立須磨海浜水族園の甲長38.5㎝、体重7.3キロになる「日本最大級」のスッポンがいます。
出典:http://shindenforest.blog.jp/archives/66643840.html
興味のある方は是非一度見に行くのもいいかもしれません。
現在のところ、まだアルダブラゾウガメの「アブー」は発見されてないようで、早く見つかるといいんですが…。
車道にでると巨体とはいえ車に轢かれる可能性もあります。
さらに、この暑さだと脱水症状の危険もありますし、或いは誰かが発見して持ち去ったというケースも想定しておかなければいけないのではないでしょうか。
何にしても早急な対策をしてほしいところです。