絶滅したニホンカワウソの可能性があるカワウソの映像が長崎県の対馬で撮影されました。
国内でカワウソの生息が確認されたのは38年ぶりのこと。
ニホンカワウソはユーラシアカワウソの亜種、又は独立種とされており、全国で広く生息していましたが、1979年以来目撃例がなく、2012年に絶滅種として指定されました。
出典:http://sikoku.nomaki.jp/newpage382.html
しかし、今年2月に琉球大学が長崎県の対馬で撮影に成功。
カワウソの映像は、ツシマヤマネコの調査のために設置していた自動撮影装置に4秒程度ですが偶然映っていたもの。
カメラに気付いたカワウソ。
出典:https://bungu-uranai.com/blog/8294/
「なんだ?これは?」とカメラを軽く確認するように首を上下に振っている様子でしたが、すぐに興味を無くしたようでご退場しました…
琉球大学動物生態学研究室・伊澤雅子教授「プロポーション、顔立ちそのものからカワウソですというのは間違いないです」とコメントしています。
日本国内で種別を問わずカワウソの生体が確認されたのは38年ぶりとなります。
ニホンカワウソは「絶滅種」に指定されていますが、琉球大学は、ニホンカワウソが対馬で細々と生き残っていた可能性や、大陸に今も生息するユーラシアカワウソが韓国から泳いで渡ってきた可能性があるとみています。
どちらかといえば、韓国から流れてきたか、荷物に紛れてきた線が濃厚のような気もしますね。
またはペットとして飼っていた外来種という線も否定できないですよね。ただ浪漫としては絶滅してなくて、ひっそりと生きていてほしいなとも思います。
しかし、ここで確認されているのは1匹だけですよね。他にもいるのでしょうか?絶滅していなかったということなら正直嬉しいですが、たった1匹だけのニホンカワウソというのも悲しすぎますよね。
ニホンカワウソ「仲間はもういないんだ…」って呟かれたら涙腺崩壊してしまいます。
最近涙もろいもので…
一方、環境省は、大学からの連絡を受け、先月、対馬で緊急調査を行ったところ、実際にカワウソの糞を複数見つけたようですが、DNA検査ではニホンカワウソの糞かどうかはわからなかったとのこと。近く捜査チームを再度、対馬に派遣する方針。
けものなフレンズ的には、ツチノコ「あいつ…絶滅してなかったんだな」という感動路線でお願いしたいところですね。
ただ追い立てるような調査やニホンカワウソだとわかって、一目見たい観光客が押し寄せたりするのは嫌だな…とも思いますね。
観光業が潤うことは歓迎すべきことなのですが、踏ん張って生き残ってる彼らにストレスのかからない配慮をお願いしたいと思います。