クラウドファンディング。
不特定多数の人が通常のインターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことをさします。
群衆のcrowdと資金調達のfundingを組み合わせた造語ですね。
クラウドファンディングのメリットとしては、若くて信用性の付いていない新規のビジネスでも資金調達が出来る。
中間コストがない直接やり取りが可能。
成長予測の難しい或いはニッチなビジネスでもアイデアに共感が得られれば資金調達が可能である。
銀行融資のように資金の返済義務がないため、キャッシュフローのリスクが最小限であることです。
出典:http://tatsuwo.main.jp/blog/post-18815/
しかし、当然デメリットも存在しますね。
一つはプレゼンテーションの結果、一般消費者に共感を得られないものは支援を集めるのが難しい。
二つ目は労力。プロジェクト実行者は主体的にプロモーションをしたり計画を立てたりをと作業をしなければなりません。
そして、事業計画の妥当性を検証できないという点も大きい。
要するに事業計画の穴によりビジネスが失敗するリスクが高い点です。
最後もかなり厳しいでしょう。アイデアを盗用されるというリスク。
クラウドファンディングはインターネット上に一般公開します。故に盗用されるリスクが発生するので自ら対策を講じる必要があります。
これらはクラウドファンディングを行うプロジェクト実行者目線での話ですが、ざっと見ただけでもメリットとデメリットを計ると「ハードルが高い」ように感じますね。
そして、その「ハードル」を下げるという意図があるのでしょうか?
クラウドファンディングサイトを運営するCAMPFIREは8月10日、身近な知人・友人を対象に資金を集めるスマートフォンアプリ「polca」(ポルカ、iOS/Android)をリリースしました。
ネット上で不特定多数から支援を募るクラウドファンディング。
出典:https://techwave.jp/archives/kazuma-ieiri-unveil-friendfunding-app-polca.html
しかし、こちらはURLを共有した知人に支援者を限定。
事前審査は不要で、約30秒で企画を立ち上げ、資金集めを始められます。
設定は、アプリ内で「タイトル」「写真」「目標金額」「おかえし」の4項目、完成した企画のURLをSNSなどで友人・知人にシェアする。アプリ内のチャット機能で、企画の内容を話し合うことも可能。
「polca」の用途の一つとして、友人の誕生日プレゼントや同僚の出産祝いなど少額の資金集めの需要ですね。
他にも宴会やサークルなどの資金集めにも需要がありそうです。
目標金額は300円~10万円の範囲で設定でき、募集期間を定める必要はないそうで、支援者の決済方法はクレジットカード(VISA/Master)のみ。
目標達成の成否にかかわらず、企画者は集めた資金を好きなタイミングで全額引き出せる。
振込依頼を出すと、最短1営業日で指定の銀行口座に振り込まれます。現在、10日から決済・振込手数料が無料になるキャンペーンを実施。終了時期は未定とのこと。
SNS限定というところが制限という部分と目標金額が低いという点もありますが個人単位で行うイベントには使い勝手がよさそうですかね。
ビジネスという形での資金運用もできますが、少し用途が異なるみたいですね。
フレンドファンディング「polca」。
小回りも効きそうですし、使い方次第でいろいろ出来そうです。ただし、運用には注意しないといけませんね。
金銭で友達との縁が切れないように…、友情はプライスレスです。
出典:http://marandr.com/tag/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9
お金で買えない価値とMasterのCMでも言ってましたしね。