11月中旬に「けものフレンズ」と「忖度」のどちらかを商品化すると募集したファミリーマート。
ツイッターでの投票の結果、61,239票で「忖度」が決まりましたね。そして弁当という形で商品化するということ。
商品名は、名付けて「忖度御膳」。
出展:http://ascii.jp/elem/000/001/597/1597716/
正方形の衣装に9つの仕切り。左上から順番に金目鯛・きんぴら。鶏肉と野菜の旨煮。あんかけのさつまいも。のどくろ塩焼きほぐし。キノコご飯。金峰米ごはん。大根とにんじんなますたくあん。豚肉炒め・ほうれん草の胡麻和え。卵焼き・ポテトサラダ枝豆乗せ。
こだわりは鹿児島県産コシヒカリ「金峰米」。お値段は798円(税込)。バランスよく仕立てた和風。
見た感じとしては、年配の方向けって感じがしますね。高級路線を売りにしているといったところでしょうか。一見するとおせち料理といった形かなっと…
正月用としてなら?って思いますが、まだクリスマスも来てないですしね。
しかし、流行語大賞から選んだ商品とはいえ、政治色のある商品。こういった商品というのは、一定の客層を捨てることを覚悟しなくてはいけないと思います。
そして、どういった層に売りたいか?ですよね。
見た感じだと年配の方向け。ガッツリ食べたい層。ヘルシー志向としては和風過ぎといったところでこのあたりの層にも受けないかな?というのが感想ですね。
後はお値段です。サラリーマンのお財布事情を考えるとワンコインを超えるとやはり内容的に寂しい感じもします。
担当者のメッセージとしては
-------
「金峰米ごはん」と「のどぐろ」の枠には、どちらも白いご飯が入っていますが、それとは別に、季節感を感じられる香りと味がついた「きのこごはん」を用意しました。
メッセージの中には入っていませんが、お弁当として美味しく食べていただくためにどうしたらいいかを考えた結果です。
このお弁当は、「ネタ」として買っていただくことも多いと思いますが、是非しっかり味わっていただきたいです。
--------
とのこと。
さらに下心がありそうな男がお弁当を差し出す画像が広告に使われていますが、これは政治の「忖度」のイメージ?との問いに特にそういった意味はないと話します。
そして、結果は完売だったという報告や「2日で13個中12個廃棄」というツイッターでの暴露。お客を選ぶ商品ですし、どちらも正しいとも思いますね。
J-CASTニュースが12月4日、ユニー・ファミリーマートHDの広報部担当者に取材したところ、上記のような声については把握しているが、「お店によって状況が異なるので一概には言えない」とし、売り上げについて「忖度御膳」に限らず公表していません。
ファミリーマート広報部担当者によると、「忖度御膳」は80万食限定で数に達し次第販売終了とのことですが、そのうちの何パーセントぐらいに需要があったかは気になるところです。
私としては、「忖度御膳」というネーミングだけで特に意味がないというところが今一つ。せめて、厳選素材をしっかりとネームに主張した方が興味をそそります。
例えば、けものフレンズ弁当だったら、
期間限定「けものフレンズ弁当」~北海道 秋の子ぎつね御膳~
とか。
「忖度御膳」も季節の厳選素材を使っているのでその辺りを押し出してもっとテーマとインパクトに沿った食欲を掻き立てるサブネームがあればよかったな、というところが個人的感想です。