小池知事が「もったいない」を国際語にしたいと意欲を示し、20年東京オリンピック・パラリンピックの新たなコンセプトに取り入れたいと語る中、2017年7月1日放送テレビ東京の土曜スペシャル枠で放送された「今日で捨てましょう!」で放送された場面がインターネット上で物議を醸しています。
出典:http://www.tokyo-backyard.com/archives/4380
「必要ないのに捨てれない、邪魔で仕方ないのに捨てれない~」を言葉に捨てれない人の代わりに彼らが捨てるというコンセプトの番組。
公式ホームページでもそれらを「『捨てる』お手伝いをしながら、モノと人にまつわる様々な人間ドラマを紹介する!」と紹介しています。
番組には千原ジュニアさんをリーダーに山村紅葉さん、遼河はるひさん、バイきんぐ小垰さん、アンガールズ田中さん、ロッチ中岡さん、小倉優子さん、浜口京子さんの計8人が番組特性の廃品回収ワゴンで「捨てたくても捨てれないもの」を探していきます。
今回番組で紹介されたのは「若いころに社交ダンスをしていた頃のタキシード」や「ヘアメイク学校時代の訓練用頭部ジェニファーにウィッグ」。
「今日で捨てましょう」というフレーズからオフコースの「サヨナラ」が流れて、次の場面へ、「息子さんが買ってくれたマッサージチェアー」では部屋の大きさに合わないという問題で捨てることに…
買った時は50万円だったマッサージチェアー売るとしたら?に鑑定した結果1万円という値段に落胆する依頼主に思わず苦笑いしてしまいました。
ありますよね、部屋の大きさに合わないインテリアを買ってしまう事って…
そして、「壊れたジュークボックス」や「和製タイプライター」このあたりは業者さんに頼めば喜びそうですよね。
ただ捨てるというのではなくその辺りのケアをしないんだろうか?この番組は…
と少々眉根を寄せてしまいました。
捨てれないから代わりにというのはわかるのですがね…切っ掛けって大事ですし。
でも捨てる神あれば拾う神ありって言葉もあるんですよ?
「叔母が買ってくれたひな人形」、「夫の闘病生活を綴った手記」「結婚式のビデオ」は、思うところがありました。
誰かに話を聞いてほしい。
気持ちの整理をするというモノにまつわる人間ドラマのコンセプトにあってるなと思いましたね。
しかし…
トリに持ってきた「思い出のガンプラを捨てさせる」。これには憤りを覚えましたね。これがすべてを台無しにしてしまいました。
「捨てたくても捨てれないもの~」から依頼人登場。依頼主の娘さんの「ガンプラ」という言葉から「結構古いし埃も被ってるから」という理由から依頼人のお店へ
ご主人とのやり取りでは千早ジュニアさんが「鑑定士を呼びますから手つかずの物かいかほどのものか見てもらっては?」という提案にご主人は「ありふれてるもんなので」と答えると千原ジュニアさんが「こっちで捨てときますので」と答えるとすかさずアンガールズ田中さんが「あれば残す意味があるから」とフォロー。
これ、ご主人と千原ジュニアさんの立場が逆転してると顔真っ赤にして怒ってますよね…
ご主人も困った顔してましたし、「これはないんじゃないかなと思いました。捨てるのありきで始まってますよね。
そしてそのままご主人の自宅へと強行。
出されたガンプラは小さな段ボールひと箱。そこに入っていたSDガンダム。
これって強行して捨てなければいけないものなの??
千原ジュニアさんが金額と価値について述べるとご主人はそれはわかってるとやんわりと拒絶。
この時点で空気読めよ…と思いましたが、さらにこの後に続く依頼人と娘さんの言葉に絶句しました。
娘さんの「捨てていいと思う」そして、依頼人の「このまま持ってても先に死ぬだろうから」という言葉。これは酷い…
最後まで粘るご主人にでは一つだけ捨てるというのは?という提案にご主人はしぶしぶ了承するという結果に…
ここまでする必要あったの?
一緒に出てきた子供のおもちゃ売るだけでいいでしょ?と思いましたね。こういう事って後で遺恨が残るんですよね。
物にまつわる思い出が最悪の物になってますよね。出演した8人の好感度も一気に下がりましたね。これって誰が得したんだろう?と疑問に思いました。
テレビ東京の公式ツイッターアカウントに対しても、
「とても不愉快な番組でした」「こんな酷い番組、生まれはじめて見ました」といったリプライを送るユーザーも続出しており、いわゆる「炎上」状態となっています。
趣味は人それぞれですし、それを侮辱すると場合によっては大変なことになります。
その辺りを壊すような番組作りはどうなんだろうなと考えてしまいますよね。
結局今日捨てたのは人情や思いやりではないかと考えてしまいます。