最近ハラスメントの種類も分類分けが多くなってきましたね。
その中でもどうにもならないものも存在するわけです。特にスメルハラスメントには本人の意思ではどうにもならない事ってありますよね。
香水の付け過ぎからというのはよく聞く話。加齢臭もありますね。
さらには魚臭症候群のような特殊な事例。
出典:http://xn--eck2fd6bzcu553aot4a.com/blog/kienai/
世界各国で起った様々な事件や事故などを紹介する日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」8月22日(火曜日)放送に映画『散歩する侵略者』から女優の長澤まさみと俳優の松田龍平がゲスト出演しました。
出典:http://www.cinemacafe.net/article/2017/08/22/51964.html
そして、今回番組でクローズアップされたのが「体臭の不思議&クローゼットの中で育った少女スペシャル」と題した放送。
この体臭の不思議について、「ニオイで苦しんだ少女」こちらに注目してみました。
「ニオイで苦しんだ少女」では魚の腐ったような不思議な体臭を放つトリメチルアミン尿症(魚臭症候群)という病気に苦しむ少女を紹介。
日本にもこの疾患を抱える家族がおり、両親はニオイの解消のためにある方法に行きついたというのが方法のあらすじ。
さて、この魚臭症候群とはどういうものなんでしょうか?
まず、特徴として魚の腐った臭いですね。トリメチルアミン尿症といい、別名魚臭症候群だそうです。
その名の通り、魚の生臭い臭い、そして体だけじゃなく、汗や尿からも同じ臭いを発する事から命名されています。
そして、その臭いは汗の臭いやワキガとは違い病気を原因としています。
この病気の困ったところは自分で臭いに気付かないところ。そして年齢と共に臭いが強くなるところです。
この病気の原因は決して不衛生やニオイケア不足というわけではないのです。理由の一つとしては卵、レバーなどに含まれるコリンやサプリメントとして飲まれることもあるレシチン。
若返りの栄養素と呼ばれるものですね。これらは腸内細菌によりトリメチルアミンに分解されます。この物質がその臭いの原因となるわけですね。
この病気について明確な治療方法はないそうです。
しかし、食事療法による軽減は少なからず有効とのことで要点としては、トリメチルアミンが発生しやすい食材を控えること。
しかし、コリンはビタミンBの一種。コレステロール値を正常に保つ効果を持ちます。さらにレシチンは新しい細胞を生成するのに欠かせない効果です。
必須と言える栄養素を摂取しないわけにはいかない為、無くすのではなく控えると答えるしかないのも現状なんでしょうね。
この魚臭症候群は認知度の低い病気の為、一般の病院で診察出来ないかもしれないともあります。また、周囲の方に理解が及ばないことも多いのが現状です。
意外と知られていないことは多いですね。無理解が人を傷つける。
出典:https://kuchiare.com/trimethylaminuria/
気を付けなければいけませんね。