タックスヘイブン。一定の課税が著しく減少或いは免除される国や地域を指します。租税回避地ともいいますね。
タックスヘイブンは美しい島国に多いことから楽園という意味合いで直訳すると「税の楽園」。「パナマ文書」などが記憶に新しいですね。さらに今回は「パラダイス文書」まで出てくる始末…
法の網をくぐる。
世界の富裕層が軒並み名を連ねていたことからかなり深刻な問題で、アンタッチャブルなところが多い。
そんな「パラダイス文書」を国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が入手。その中には錚々たる著名人の名前がずらりと…
出典:https://twitter.com/cor_cornu/status/654648287484481536
「パラダイス文書」に名を連ねたのはエリザベス女王。
さらにはノーベル平和賞を受賞したマヌエル・サントス・コロンビア大統領など。
さらには鳩山由紀夫さんが名誉会長を務める中国企業「ホイフー・エナジー・グループ」の名前も挙がっています。
しかし、それだけではなく、あの鳥山明さんの名前まで挙がっていることが仰天でした。
鳥山明さんは米国に設立された不動産リースの投資事業組合に出資。
事業を巡っては、出資後赤字になった場合に本業の所得から差し引くという会計処理を国税当局が認めず、多数の出資者は2005年に追徴課税されました。
事業への出資はすでに閉鎖したドイツ系証券会社が斡旋とのこと。このことに関し、鳥山明さんは「税務面はお任せしているので…」という話。
確かに本業じゃない税務面は専門家に頼むのが一番ですよね。
税理士、会計士の方からすれば如何にクライアントの節税、資産を守るかが評価されます。
タックスヘイブンは現在のところ法の穴をついているので不本意ですが違法じゃないという言い訳が通じる。実に頭の痛い話でしょうね。
鳥山明さんがいう税制面はお任せ。これもその言葉通りだと思います。
出典:https://twitter.com/hashtag/%E9%B3%A5%E5%B1%B1%E6%98%8E
何のための専門家なのかってことですからね。なにより数々の作品を世に残す鳥山明さんですし、著作を使えば税金対策でスレスレのことをしなくても方法はいくらでもと思います。
とくに評判に関わることです。
税理士の独断?ということまではわかりませんが、タックスヘイブンで評判を落としてまで節税に心血を注がないのでは?と思うのですが、真相はどうでしょうね。
信用はプライスレス。失うとお金じゃ買えません。
そのことがわかっている作家さんであるからこそ、今回の騒動はかなり手痛いのではないでしょうか。