盆と正月が一緒に来たような…。
うれしいことや楽しいことが重なる例えではありますが、非常に忙しいという意味でもあります。
しかし、できれば別々の方がいいかな?っておもってしまうことってありませんか?
盆と正月が一緒に来たからと言って、休暇が伸びるってわけでもありませんしね。忙しいも度を超すよりマイペースに行きたい。
盆と正月が一緒に来るということは、暑中見舞いと年賀状は一つでいいのかな?なんて、そういうところだけは両方しないとダメじゃない?と社会人としてとか言われそうな気もしますね。
例えばこの方、2017年11月20日放送のNHK「おはよう日本」でキャスターを務める高瀬耕造アナウンサー41歳。
出典:http://s-trend.jp/1526.html
「世界のメディアザッピング」のコーナーで、クリスマスソングがもたらす健康被害の可能性についてのニュース。
内容は「『陽気なメロディーにさらされると心理的に疲れ、逃げられない気持ちになる可能性がある』と臨床心理学者が指摘した」とのこと。要するに程々に…という事なんでしょう。
日本はなにかと祭りごとが多い…というより、ひたすら増やす傾向がありますから。本当に業者の陰謀という奴ですよ。闇が深いです。
それにまんまと乗っかって年中お祭り騒ぎになってますよね。その波に乗り続ける人たちのバイタリティーは本当にすごいと思います。
これに対し、高瀬耕造アナウンサーは、「1日中クリスマスソングが流れるお店で働いている人たちにとっては気になる話ですよね」とまとめ、その同じトーンで…
「クリスマス直後に誕生日を迎えるわたくしは、街全体が祝ってくれているようで嬉しくなったという勘違いも一時はしましたが、クリスマスが終わった後に訪れる静寂が私の心を傷つけます」
と突然の告白。
ここにも闇がありました。まさに盆と正月。しかし、誕生日プレゼントとクリスマスプレゼントが二つ手に入るわけでもありません。
そして、クリスマスが終わると師走に追われるわけです。年齢が重なるにつれて、誕生日というものが億劫になりがち、もはや40歳にもなると達観の域です。
しかし、NHKでこういう一言って珍しい。ニュースに沿った正統派のNHK。その口調に則った真面目さでその一言は、朝の油断した隙をつかれてつい笑ってしまいますよね。
直後にスタジオの女性アナウンサー二人が笑いをこらえる表情で、
「じゃ、今年は盛大にお祝いしましょう!」
「盛大にハッピーバースデー歌いましょうね!」
とコメントし、予想外のアドリブだったみたいですね。
それでも笑いを堪えて、次のセリフを忘れないアナウンサーの方々はさすがプロ。朝からブンブン飛ばす高瀬耕造アナウンサーになんというか、
「がんばれー」と言いたくなりました。