バラエティーに大ナタ。
大人気キャラクターや名物コーナー、様々なゲームを取り入れた2大バラエティー番組。
フジテレビの看板番組ともいえる「とんねるずのみなさんのおかげでした」(木曜後9・00)と「めちゃ×2イケてるッ!」(土曜後8・00)が来年3月で終了する事となりました。
出典:http://neconew.com/tonnerusu-minasannookage-30years-interview/
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バラエティーで終了と言えば、お昼の2大バラエティーともいえる「笑っていいとも!」や「ごきげんよう」以来の衝撃ですね。
終了するなら連鎖的というジンクスができそうな2大バラエティー同時終了。
そんなインパクトがあります。
ネックとなるのはやはり、視聴率の低迷が最もあげられる理由でしょうか?
それとも最近問題となった保毛尾田問題の謝罪で見切りをつけたのでしょうか?
いじめの助長。差別に発展。そういった危惧に対し、視聴率の低迷とあってはハイリスクローリターンといった天秤が傾いたかもしれません。
かつては「バラエティー番組のフジ」と呼ばれ、「みなおか」と「めちゃイケ」はバラエティーをけん引する人気番組でした。
「みなおか」では番組で生まれたユニットからNHK紅白歌合戦出場という快挙を作り、90年代には平均視聴率20%を超える「お化け番組」と呼ばれ、「めちゃイケ」は、コントや体を張った企画。
さらに身体能力の高い岡村隆史さんのパフォーマンスで小さいおじさんとしてもそのキャラクターを押し上げ、ついには歴代最高となる視聴率33.2%まで記録。
しかし、近年のバラエティー番組は相当に深刻。
「みなおか」そして「めちゃイケ」も視聴率は5%に落ち込むこともあり、改編期になると番組終了の噂が流れます。
それでも終了しない理由は後続番組がないという点が大きかったと言われています…
土曜日のゴールデンを担うだけあって、定着する番組がなければ、今以上に厳しくなりそうです。
苦肉の策としてフジテレビが昔の番組を流すという方法もありますが、保毛尾田問題で今後、放送するにも登場人物の再チェック等が必要。
さらに著作権や肖像権などお蔵入りした問題を考えるとそちらも難しい事情がありそうですね。
番組開始から20年。確かに視聴者のニーズは変わりました。
現在の高視聴率バラエティーは軒並み海外を旅して無茶をしたり、未知を探るといったイメージの番組が多いです。
「みなおか」も「めちゃイケ」もそういった番組とはスタイルが違うのが取り残された原因なのかもしれません。
今後のフジテレビがどのように方向転換するのか。
攻めるときは攻める。その姿勢のフジテレビがまた戻ってくることを期待したいですね。